パートナーとより良い関係を築くために

以前、価値観について触れましたが、今日はまた別のアプローチでパートナーとより良い関係を築くためのご参考をお伝えしたいと思います。

それは「ジョハリの窓」というものなのですが、ご存知でしょうか?

「ジョハリの窓」とは、コミュニケーションを円滑に進めるための心理学的モデルです。

私たちは人と関わる時に相手の考え方が自分に合うかどうかに目を向けがちですが、「ジョハリの窓」では自己理解や気づきにフォーカスしています。

ポイントは、フィードバックと自己開示です。

ところで、あなたはパートナーに「あなたって〇〇よね〜」と、例えば自分にとってネガティヴなことを言われた時にどのように受け止めますか?

そんなことを言われたら「は?違うんですけど!(怒)」となってしまうかもしれませんよね。
私たちには感情というものがありますから、無理もないことだと思います。

ですが、この状況をジョハリの窓では、自分が知らない一面を客観的に「フィードバックしてもらった」と捉えます。

「自分では気がつかなかったけど、人から見るとそう感じさせる部分もあるんだな」と、謙虚さと感謝の気持ちで受け止めて、自分の引き出しを増やすイメージです。

逆に、あなたがパートナーと関わる時には、相手が知らない部分(主に心の中)を少し勇気をもって自己開示することで、相手に今よりもっと自分のことを知ってもらうように努めるのです。

例えば、仕事で忙しくてイライラしている時、「忙しくて会う時間なんて作れないよ」と表面的なことを伝えるだけでなく、「オレも会いたいよ。けど、どうしても今週中に終わらせなればならない仕事を上司に任されていて、デートの時間を作るのが難しいんだ。できる限り時間を見つけて連絡するようにするから、今週はどうか許してね。オレも頑張るから!」と、会いたいという(相手に見えていない)気持ちの部分を素直に盛り込んでみるのです。

もちろん、恥ずかしいかもしれません。

照れてしまうかもしれないし、そんな弱い部分を見せたくないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

が、そこを勇気をもって率直に言葉に表して自己開示することが「円滑なコミュニケーション」(の基礎として相手に自分を理解してもらうこと)に繋がるのです。

具体的には、会えなくても「会いたい」と思ってくれていることが、ちゃんと言葉として伝わるだけでもパートナーの不安は軽減されます。
すると、「誰か他の人に気持ちが向いてしまったの?」などと余計な詮索も防げるのです。

これは、結婚後も同じことです。

いえいえ、その前に、プロポーズ後の結婚式の準備を進める段階でもこんなシチュエーションは沢山あります。

というわけで、何か伝える時には表に現れていない(あなたの心の中など相手から見えていない部分)を勇気をもってしっかりと表現する「自己開示」を意識してみてください。

そして、パートナーからのフィードバックを謙虚さと感謝の気持ちで受け止めることも。

このような関わりの積み重ねで、プロポーズ前のあなたとあなたのパートナーがより強い絆で結ばれ、素敵な結婚生活を送ってくださることを心から応援しています。

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